Materialz - ZUNDAとオートバイたちとの記録

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人生とバイク。

ZUNDAとオートバイたちとの記録

秋の東北ツーリング

一泊三日

父から「大叔母(82)がそろそろやばいので顔を見せに行け」というコトヅケを承ったので、ついでということでムルティで行くことにしました。

10月6日の午前1時30分に東京を出発。まだ東京は(元道民の基準で)若干蒸し暑く、革ジャンとTシャツ一枚で十分だとタカをくくっていましたが、東北道上河内SAを過ぎた頃猛烈に寒くなり、明け方近くなると気温掲示板はなんと6度。
幸い「一応」ということでフリースを持ってきたのが幸いでしたが、寒くて死ぬかと思いました。
途中のインターで見かけた他のライダーは完全に冬衣装で、自分の計画性の無さに愕然としました。

しかし夜中の東北道はトラックだらけで、時間に追われてるのか130km/h以上でクラクションを鳴らしまくるキ○○イも多数走っており、本当に危険です。
夜空と明け方の福島は綺麗でしたが、二度と走りません。

朝7時前に仙台に到着、仮眠の後、大叔母に顔を見せに行きました。


■東北南下の旅

さて、往路は危険な思いをしながらの旅であってあまり面白くも無かったため、帰りは下道をメインとした行程をたどりました。

朝9時に仙台の実家を出発。本当は6時には出たかったのですが連日の疲れがたまっていたせいか目が覚めたのは8時でした。
行程は行き当たりばったりだったのですが、以下のルートとなりました。

仙台~蔵王エコーライン~蔵王温泉~米沢~喜多方~会津若松会津田島~鬼怒川~宇都宮~東京

さて、天気予報がハズレ、空模様は曇りでしたが蔵王エコーラインを目指しました。
三連休ということもあり、折角のワインディングロードも車だらけであまり飛ばせませんでしたが、山頂付近は見事な山吹色で紅葉を楽しめました。
あとは標高が高いせいか、猛烈に燃費が悪くなりました。普段は18~20km/lなのですが、エコーラインの区間だけは下手すると6km/lぐらいまで悪化しました。

蔵王温泉は込んでいるのかと思いきや先客は一人だけ。
強酸性の湯のため、入っていると肌がすべすべして心地よかったです。
共同浴場の上の湯に入りましたが、入湯料200円也とリーズナブルです。ただし場所がわかりにくい上にバイクを駐輪するスペースが急坂の途中なので、ムルティや大型バイクを止める際は要注意です。

さて、どのルートを通って帰ろうか・・・と30秒悩みましたが、とりあえず米沢経由で喜多方へ向かいました。
途中中途半端な場所で餓鬼憑きに憑かれたの如く腹が減ってしまい、山形の蕎麦を食おうと思っていたのにファミレスで昼飯を済ませてしまったのが残念です。

喜多方でちょうどムルティが7777kmを達成しました(写真)。ちょうどガソリンスタンドがあったため記念撮影をしてもらいました。

秋の黄金色の稲穂と夕暮れ、遠くに磐梯山も望め、良いタイミングで7777kmを迎えました。

その後とっとと高速乗って帰ろうかと思ったのですが、どうせならと会津西街道を通って鬼怒川に行くことにしました。
会津田島あたりで日が暮れてしまい、車の後ろについて走っていると突然の大渋滞。事故かと思いましたが山の中を延々とすり抜けていくと単なる片側規制の工事渋滞。
しかし、下り車線の信号待ちは10m(車2・3台)なのに対し、上り車線は15km以上渋滞しているというのは何かが根本的に間違っていると思いました。

ようやく車が流れたかと思うと、車列はみな那須方面へ向かい、鬼怒川方面へ向かう車は皆無。
山の中なので街灯も無く、ムルティのハイビームだけが頼りです。
試しに途中止まってライトを消してみたら本当の暗闇の中で視界がほぼゼロになってしまい、恐怖のあまりすぐエンジンを再始動しました。

鬼怒川から今市まで来た段階で既に20時。11時間も走っていました。
本当なら日光を経由して闇のいろは坂とも思ったのですがさすがに無謀かと思い、宇都宮から高速に乗って帰宅しました。夕飯は佐野インターでモツ煮定食。
日付が変わる頃に東京着。


総走行距離、880km。


旅で見つけたムルティの改善案課題:高速道路でも6速が使えない
115km/h以上(6速で約4000rpm)で走らなければ6速に入れてもエンジンの振動がヒドイです。
私はあまり飛ばすほうではないので、6速なぞ滅多に使いません。


対策:Fスプロケを14Tにする
これは結構他のムルティオーナーの方も実践しているようですが、6速4000rpmで100km/hとのことなので、6速を使う機会も増え、しかも低速での取り回しが良好になる、とのことなので、まず第一優先で実践してみようと思います。


課題;ライトが暗い
夜の会津西街道で思い知りました。ムルティのライトはフレーム固定なので、ハンドルの方向へライトが照らされないのは仕方が無いのですが、ハイビームですら今回は暗い、と感じました。


対策:HID化
やはり単純に明るくするのが一番でしょうか。ただし結構高価なのとムルティ専用品がぶっ壊れ易いとも聞き、とりえず高効率バルブを導入しようかと思います。


課題:長時間走っていると腰が・・・
これはハンドルを替えたせいもあると思うのですが、ステップの位置が体に合いません。
もう少し後ろで低いと丁度良い感じがします。


対策:バックステップ導入
アエラなどのアフターパーツメーカーからバックステップが出ていますが高価(90,000円ぐらい)なため、デイトナのマルチステップ導入を考えようかと思います。



以上、秋のツーリングレポでした。


走行距離:8072km