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人生とバイク。

ZUNDAとオートバイたちとの記録

ZUNDAが選ぶ日本の道10選

語らせてくれ

バイクに乗り始めて20年弱。北は宗谷岬、南は潮岬、東は納沙布岬(北海道最東端)と魹ヶ崎(本州最東端)を含め、25万キロほど走った。

ちなみに西は大阪までで四国九州は未上陸なので情報持ってまへん・・・

そんなZUNDAが選ぶ日本(除く西日本)の道10選を挙げてみるでよ。あくまで10選なので順位ではなく、北からの紹介となる。

なお、「比較的軽量級バイクで走って楽しい道」かつ「交通量が少ない道」が主な選定基準なので、酷道が多数含まれている模様。

1. 道道106号線

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北海道最北端にある、天塩から稚内を結ぶ約70kmの道。めっちゃ有名でベタなんやけど、果てしなく続く直線と、海と、草原が延々と続く日本離れした風景はやっぱ最高ですわ。バイク乗りなら一度は行くべし。

なお、直線過ぎて視線が遥か遠くに固定されるので仮性遠視になる模様。

2. 国道238号線(網走~稚内

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オホーツク側から最北端を目指すと自然に走ることになる茫漠とした道。距離は320kmもあるが、半日で走り切れるほど信号が無く直線が続く道。数十キロ走る間に小集落が点在するだけで、後は草原と海と樺太を見ながら延々と走るこれまた日本離れした道。海の近くなのに護岸工事すらされて無い自然な川を見れるのはこの辺りぐらいじゃない?
余りに何も無い区間を走り過ぎたため、稚内が大都市に見えてしまうが良く見るとショボい。

なお、直線過ぎて(以下略)

3. 知床横断道路

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道東の斜里町ウトロから羅臼を結ぶ山岳道路。ここもベタな道だけど、どんなバイクでも走りやすく、雄大羅臼岳を眺めながら登り、世界遺産知床の原生林の中を突っ走る。ほんでもって羅臼に近づくと北方領土が本当に目の前にあって、人によっては初めて見る外国になること請け合い。

4. 国道273号線 (帯広~層雲峡)

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北海道有数の山岳路線。帯広から上士幌までは北海道らしい直線の道で、風景の左右は牧草地である。運が良ければ牧草地にタンチョウが居るのが見られる。

上士幌から先は大雪山系を迂回しつつ突撃するのだが、特に三国峠付近は原生林を高架上から望みながら走ることができ、紅葉は恐らく日本で最高の景色なのではないかと思う。まあ紅葉の季節に行くと高確率で雪に降られるので覚悟するように。
途中にあるタウシュベツ川橋梁やら見どころも多いので、可能であれば寄って行きたい。

5. ナイタイ高原牧場

※牧場内の道はGoogleMapに載っていない模様

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「国道」とかではなく施設名なのは何で?と思うかもしれないが、牧場内の道路が10kmぐらいあるためである。

国道273号の上士幌から寄り道する形となるが、日本最大規模の牧場の大草原丘陵地帯を、十勝平野の遥か彼方まで望みながら走れる感動スポット。なおゆっくり(80km/h)走ってると地元民の軽自動車に相対速度40km/hぐらいでブチ抜かれるが気にしてはいけない。

ゴール地点には大きめのログハウスがあり、食事もできる。こんな遮蔽物が無い場所にログハウス立てて大丈夫やろかと思ってたら2015年に無事台風に破壊された模様(再建済み)。

6. 道道15号線(幕別~大樹)

北海道において、比較的大きな都市同士を移動する場合、ナビに表示される国道ではなく並走する道道を走ると素晴らしい景色が見れるパターンが多いが、この道が典型。

交通量は極めて少なく、視界を遮る電線もなく、ただ草原と直線道路が続く、まさしくザ・北海道を味わえる道路。

帯広から道東方向に向かうつもりなら、国道38号なんぞ走るのではなく遠回りでも道道を走るべし。

なお、ワイ将この道の途中でプラグが失火しマトモに走行不可になってしまい泣きが入った経験がある(プラグコードの劣化によるリークだったので雨が上がったら問題なく動いた)

7. きじひき高原

道南は見所がないと言う人も多いが、決してそんな事は無い。確かに少ないけど。

で、道南随一のスポットは函館近郊のきじひき高原道路である。2車線の峠道を抜けると高原の牧場が広がり、美しい函館山と駒ケ岳が同時に見える風光明媚なスポットである。

ちなみにこの場所の近くに「城岱スカイライン」と言う、ワイが知る中で日本最高の峠走り込みコースが有るので時間があればオススメ。コース的には函館側から走ったほうが楽しい。

8. 国道338号線(むつ~大間)

8番目にして遂に北海道脱出。下北半島の西側を走る山岳かつ海岸路線。端的にいうと交通量が少ない峠道が50kmぐらい続くので、小排気量のバイクにはオススメできるが大型バイク乗りは素直に下北半島東側を走ろう。

道中、仏ヶ浦と言った名所もあり、北海道の帰りに東北も走るなら是非オススメしたい。

ちなみに、大間でマグロ食うとすっげえ高いので、同じ場所でマグロ獲ってる対岸の函館で食べると良いでよ。

9. 国道352号線 樹海ライン(檜枝岐~大湯)

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なんか本州の道でオススメするのって全部酷道じゃない?

東北と甲信越の名酷道と言えば国道352号線の樹海ラインである。尾瀬で有名な福島県檜枝岐村から新潟県南魚沼市大湯までの区間であり、これまた秘境の山岳路線である。

尾瀬の入口を過ぎた辺りに「この先携帯電話使用不可能」の看板が立っており不安がよぎるが、ドコモだけは結構何とかなるので安心してほしい。禿バンクの人はこんなとこ来ちゃダメよ?

道路以外は奥只見湖の脇をかすめる山岳路線で、国道としては珍しい酷道としてそうでもない)「洗い越し」と言う道路の上に川が流れている箇所が多数あり、ほんでもって夏でも雪が残っているような東京から日帰りも可能な範囲では随一の秘境。ほんまココ好き。

なお、Multistrada 1000DSで日帰りチャレンジした時は疲労でマジで死ぬかと思った。1泊をおすすめします。

10. 国道152号線 (浜松~茅野)

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北海道・東北以外で唯一ランクイン。

大都会浜松から中央構造線の山道を延々と走り、天竜川沿いの雄大な景色を楽しめる道。っちゅうか山道が200km以上続くので、朝浜松を出て、恐らくマトモに宿が取れるであろう茅野まで辿り着く前に力尽きる可能性は否定できない。

が、歴史が深く残るエリアでここまでの山岳路線は無く、軽量バイクを持っているなら走り抜けて欲しい素敵な道路。

まとめ

10選のうち7つが北海道を占めたけど、ホントは10選あれば全部北海道なので、詰まるところ北海道が最高なんだよ!

バイク乗りで北海道に行ったことがない諸兄、ぜひ北海道ツーリングして欲しいでよ。