Materialz - ZUNDAとオートバイたちとの記録

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人生とバイク。

ZUNDAとオートバイたちとの記録

SDR200とZ250SL

わが青春とSDR200

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SDR200には乗ったことがないんだよなぁ…

20年近く前にTZR50Rで東北一周とかした後に中型バイク免許無事ゲットし、最初の中型バイクは何にすんべかとなじみのヤマハの店で物色すると、SDR200が15万、TZR250Rが20万としかめっ面した店主から明示され、15秒迷った末にTZR250Rを選んだという過去があったでよ。

結果的にホムセン箱の積載性を考えるとTZR250Rを選んで大正解だったんだけど、残念ながら選ばれなかったSDR200は気にかかってたんあだよなぁ。

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(今考えると2stレプリカに箱のっけてツアラーとして使うのもどうかと思う)

時は流れ腹も出ておっさんの域に達し、ライトウェイトスポーツをメインバイクにせざるを得ない状況になったのでZ250SLとSDR200を比べてみる。

比較表

車名(通称名 Z250SL SDR200
型式 JBK-BR250E 2TV
発売年月 2017年5月 1987年7月
全長 1935mm 1945mm
全幅 700mm 680mm
全高 1015mm 1005mm
軸間距離 1330mm 1335mm
最低地上高 180mm 160mm
シート高 785mm 770mm
キャスター 24° 24°30'
トレール 90mm 91mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク単気筒/DOHC 4バルブ 水冷2ストローク単気筒/クランク室リード
総排気量 249cm³ 195cm³
内径×行程 72.0mm×61.2mm 66.0mm×57.0mm
圧縮比 11.3:1 5.9
最高出力 29PS/9,700rpm 34PS/9000rpm
最大トルク 2.2kgf・m/8,200rpm 2.8kgf・m/8000rpm
始動方式 セルフスターター キック
点火方式 バッテリ&コイル
(トランジスタ点火)
CDI
潤滑方式 ウエットサンプ 分離給油
エンジンオイル容量 1.3L 0.8L
燃料供給方式 フューエルインジェクション キャタブレタ
トランスミッション形式 常噛6段リターン 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板 湿式多板
ギヤレシオ 1速 3.000(33/11) 2.833(34/12)
ギヤレシオ 2速 1.933(29/15) 1.813(29/16)
ギヤレシオ 3速 1.444(26/18) 1.368(26/19)
ギヤレシオ 4速 1.217(28/23) 1.143(24/21)
ギヤレシオ 5速 1.045(23/22) 1.000(23/23)
ギヤレシオ 6速 0.923(24/26) 0.917(22/24)
一次減速比 2.800(84/30) 2.833(51/18)
二次減速比 3.000(42/14) 2.687(43/16)
フレーム形式 ダイヤモンド 鋼管ダブルクレードル
懸架方式前 テレスコピック
(インナーチューブ径 37mm)
テレスコピック
懸架方式後 スイングアーム(ユニ・トラック) スイングアーム(ユニ・トラック)
ホイールトラベル 前 110mm -
ホイールトラベル 後 116mm -
タイヤサイズ 前 100/80-17M/C 52S 90/80-17 46S
タイヤサイズ 後 130/70-17M/C 62S 110/80-17 57S
ホイールサイズ 前 17M/C×MT2.75 -
ホイールサイズ 後 17M/C×MT3.50 -
ブレーキ形式 前 シングルディスク 290mm(外径) シングルディスク
ブレーキ形式 後 シングルディスク 220mm(外径) シングルディスク
ステアリングアングル(左/右) 36°/ 36° 35°/ 35°
車両重量 148kg 115kg
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン 無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量 11L 9.5L
乗車定員 2名 1名
燃料消費率(km/L) 39.0km/L 50.0km/L
最小回転半径 2.4m 2.6m
メーカー希望小売価格 405,000円 379,000円
生産国 タイ王国 日本

比較すると

まず全長だがなんとZ250SLの方がSDR200よりも短い。RG125ガンマよりも短い。NC700Xと比べると30cm近く短い。すっげえ小さいなぁ。

コーナリングに大きく影響する軸間距離Z250SLの方がSDR200よりも短い。トリッカーと同じ値となる。小回り効きスギィ!

そしてバイクの性格を一番表しているキャスター角だがこれも24°とSDR200より立っていてレーサーレプリカ並みとなる。ちなみに峠ガン無視ツアラーNC700Xは27°。

個人的に注目したいのは最低地上高でZ250SLは180mmと、オンロード車ではかなり高い値となるのでオフロードもソコソコいけるんちゃうかな?まあKLXより100mm低いけど。

エンジンの比較だが流石に2stと4stを比べるのはなぁ…と思ったけどZ250SLは4st単気筒としては頑張っている。公道走行は最高出力よりもトルクカーブが重要だからなぁ。

ギアレシオを比較するとZ250SLはSDR200よりもショート寄りになっており、加速命である。

ここまで書いてきてZ250SLって完全にお山向けのスペックすなぁ…SDR200の方がまだツアラーなんじゃない?

車両重量を比較するとZ250SLの方がSDR200よりも30kg以上重い。つかSDR200って装備重量でも115kgって軽スギィ!
Z250SLは近代の250クラスでは最軽量級なので時代を感じるなぁ…ちなみにTZR250Rの装備重量はZ250SLとほぼ同じです。

燃料消費率を比較するとスペック上はSDR200の圧勝だが50.0km/Lは100%嘘なのでZ250SLの圧勝だすぺ。まあ公道なら300kmぐらいいけるっしょ。

意外なところは値段。SDR200の方が25,000円ほど安いが物価を考えるとほぼ同等とみて良いでしょ。そういう意味で立ち位置は似てるんだなぁ。

比較をまとめると

立ち位置は似てる。意外なことにSDR200の方がツーリング性能が高い(積載できるとは言ってない)。

逆にZ250SLはこんな時代にこんなスペックのバイクが発売されることが奇跡に思える。まあASEAN向けのバイクってのもあるけど、Z250SLの発売は東南アジアのバイク文化がかなり根付いてきたっていう証左なのかもしれん。

NC700Xと真逆なバイクを契約してしまったのでかなり心配だが高回転まで回せないTZR250Rを買ったと考えるとオラなんだかワクワクしてきたぞ。