Z250SLにTermignoni(本物)を装着する Part.2
マフラーの消音を考える
消音一回目のおさらい
まず、一回目の消音化施策を図解する。
赤矢印は排気の流れを示している。
- 右側の隔壁内で排気が反射しており、これが背圧をかけることになり低速トルクが上昇する。
- 隔壁を出た排気は外壁のカーボンに当たり、反射する。
- マフラーエンド付近まで到達し、また外壁に当たる。
- バッフル出口付近で上下反対側の排気と衝突し、これが破裂音として聞こえる。
能書き書いたけど、バッフル有効長が短いと破裂音が聞こえやすくなり、かつ排気の流れが纏まらないまま大気開放されるので、排圧が弱くなる。
よって高回転は伸びるが低速トルクは少なくなり、破裂音出まくりで不快になる。
というわけで改善
デイトナのインナーサイレンサー57.5Φ用を取り付け、エンドバッフルと合体させる。
デイトナ(DAYTONA) インナーサイレンサー(成形グラスウール) スチールボディ/φ57.5 78072
- 出版社/メーカー: デイトナ(Daytona)
- 発売日: 2013/09/30
- メディア: Automotive
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このインナーサイレンサーは内径25Φのパンチングパイプがメインであり、内径30Φのバッフルと丁度連結させることができる。これでバッフルのインナーパイプの有効長を40mmから280mmまで大幅に延長することになる。つか最早バッフルはインナーサイレンサーのフタである。
その代わりパンチングパイプが長すぎて、隔壁インナーサイレンサーが入らなくなった。
概念図はこう↓↓
メインパイプからストレートで排気がマフラーエンドまで進行する、完全ストレートとなる。が、排気ガスは膨張する性質があるので、全ての排気が直線的に進むのではなく、グラスウールによって消音されつつ排気されるので低回転も高回転も総取りしようという意欲作。
というわけでグラスウールを巻く前にステンたわしを巻いてグラスウールの消耗を防ぐ。
ちなみに結論から言うと大失敗で、肝心の消音効果が少なくなってしまった。
グラスウールは消耗品と割り切って直で巻こう。
あ、ちなみに付属のグラスウールは若干短いので、ステンたわし10gを排気入り口側に巻いて嵩上げしないと爆音になるので注意。つか爆音になった。
内径58Φのパンチングに57.5Φのインナーサイレンサーを入れると中々のキツキツ。バッフルとインナーサイレンサーが接触する地点で内側からボルトを締めて、ボルトの先がパンチングの穴の中にハマるようにねじ込んで固定。
実際の固定位置は写真よりもっと手前で、パンチングの中の排気は必ずインナーサイレンサーの中を通らないとダメなようにした。
装着二回目
さすがに直管過ぎるので、手持ちのキャタライザー型インナーサイレンサーをエキパイに装着して消音を狙う。
というわけで再度装着。今度は付属のTermignoni純正マフラーバンドを装着。どうもサイレンサーが下寄りになるな…
しかし、やっぱり純正バンドが一番かっこよい。
音量
エンジンを掛けると、目論見通り破裂音が消えた、が、低音はあまり強調されず、ペケペケ音が強めのアイドリング音。
アイドリング時は84.6db
4750rpm時は98.0dbとちったあマシになった。ので試走。
走り出し(低速)
目論見通り低速はそこそこで、JMCAストライカーよりもマシな程度の低速がある。
中速(~7000rpm)
JMCAストライカー管のようにどんどん伸びて行く!糞詰まり感が無い!素晴らしい!
という事で大変満足する結果になったんだけど、まだ煩いし、抜けが良すぎるので低速があまり無く乗りづらい仕様になってしまった。
ほんでもって音量も、まだちょっと大きいので改善の余地あり。
おまけ
(よめないえいごが かいてあるので あるみてーぷを はりました)
まだまだ続く!
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走行距離:1210km