Materialz - ZUNDAとオートバイたちとの記録

(記事のカテゴリは記事の詳細ページに載っています)

人生とバイク。

ZUNDAとオートバイたちとの記録

TZR250R(3XV)とZ250SL

わが青春のTZR

f:id:zunda_yagy:20170605214812j:plain

Z250SLと比較第2弾はヤマハの名車TZR250R(3XV)との比較でござるよ。

15年以上前の学生時代にボロボロの中古を20万で購入し、峠やらツーリングやらで酷使しながらも5万キロ以上走り切った名車でござった。その代わりフロントフォークのオイル漏れ3回、YPVSの不調、リアサス死亡、キャブのMJが振動で外れる等微細なトラブルはあったが焼き付き等のエンジントラブルは皆無で頑丈だったなぁ。

タイヤは貧乏学生なので純正ラジアルなのにアローマックスGT501(通称:スベローマックス)を履かせて峠でケツを流しながら攻めてたのでテクニックはかなり上達したでよ(キチスマ)。

峠だけではなくホムセン箱載っけて北海道ツーリング仕様にもされ、意外なことに80km/h程度での高いツーリング性能も発揮してくれた。とにかく軽いのでフラットダートは余裕で通過(走行とは言ってない)、足つき性の良さからそこそこのダート、少なくとも白神ライン程度なら通過も余裕でござった。ただし最低地上高はかなり低いので過信は禁物。

なお上京の時に買い取り業者に5000円で引き取ってもらったら、無事半年後に某評判最悪のバイク屋にて走行距離が10分の1に生まれ変わって20万で売られてた模様。

と言うわけでわが青春のTZR250Rと比べてみる。

比較表

車名(通称名 Z250SL TZR250R
型式 JBK-BR250E 3XV
発売年月 2017年5月 1991年2月
全長 1935mm 1960mm
全幅 700mm 680mm
全高 1015mm 1075mm
軸間距離 1330mm 1340mm
最低地上高 180mm 135mm
シート高 785mm 780mm
キャスター 24° 24°
トレール 90mm 90mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク単気筒/DOHC 4バルブ 水冷2ストロークV型2気筒横置/クランク室リード
総排気量 249cm³ 249cm³
内径×行程 72.0mm×61.2mm 56.0mm×50.7mm
圧縮比 11.3:1 5.9
最高出力 29PS/9,700rpm 45PS/9500rpm
最大トルク 2.2kgf・m/8,200rpm 3.8kgf・m/8000rpm
始動方式 セルフスターター キック
点火方式 バッテリ&コイル
(トランジスタ点火)
CDI
潤滑方式 ウエットサンプ 分離給油
エンジンオイル容量 1.3L 0.75L
燃料供給方式 フューエルインジェクション キャタブレタ
トランスミッション形式 常噛6段リターン 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板 湿式多板
ギヤレシオ 1速 3.000(33/11) 2.692(35/13)
ギヤレシオ 2速 1.933(29/15) 1.937(31/16)
ギヤレシオ 3速 1.444(26/18) 1.523(32/21)
ギヤレシオ 4速 1.217(28/23) 1.263(24/19)
ギヤレシオ 5速 1.045(23/22) 1.136(25/22)
ギヤレシオ 6速 0.923(24/26) 1.043(24/23)
一次減速比 2.800(84/30) 2.576(67/26)
二次減速比 3.000(42/14) 2.642(37/14)
フレーム形式 ダイヤモンド バックボーン
懸架方式前 テレスコピック正立 テレスコピック倒立
懸架方式後 スイングアーム(ユニ・トラック) スイングアーム(ユニ・トラック)
ホイールトラベル 前 110mm 125mm
ホイールトラベル 後 116mm 120mm
タイヤサイズ 前 100/80-17M/C 52S 110/70R17 54H
タイヤサイズ 後 130/70-17M/C 62S 150/60R17 66H
ホイールサイズ 前 17M/C×MT2.75 17M/C×MT3.00
ホイールサイズ 後 17M/C×MT3.50 17M/C×MT4.50
ブレーキ形式 前 シングルディスク 290mm(外径) ダブルディスク
ブレーキ形式 後 シングルディスク 220mm(外径) シングルディスク
ステアリングアングル(左/右) 36°/ 36° 30°/ 30°
車両重量 148kg 145kg
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン 無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量 11L 15L
乗車定員 2名 2名
燃料消費率(km/L) 39.0km/L 35.0km/L
最小回転半径 2.4m 3.1m
メーカー希望小売価格 405,000円 629,000円
生産国 タイ王国 日本

比較すると

まず全長だがZ250SLの方が25mm短い。まあTZR250Rはカウル付いてるしそりゃそうやね。

軸間距離はさすがにTZR250Rも短いがZ250SLはさらに短い1330mm。コーナリングはレプリカ並みの鋭さ。

決定的に違うのは最低地上高でTZR250Rは135mmしか無い。オフ車エンジンを積んでるZ250SLやSDR200は180mm程度あるので、あんまり走りたくないけどオフロード走破性はZ250SLに軍配が上がる。っつってもTZR250Rでフラットダートを走ってたので問題ないっしょ。

シート高はZ250SLの方が5mm高いけど、どちらかというとTZR250Rのシート高が低すぎるとも言える。なんせYZF-R1(2016年式)なんぞ855mmという日本人殺しの高さを誇っているので、この点においてもTZR250Rはツアラー要素があると言えるっしょ。

キャスタートレール長はZ250SLとTZR250R共に同じ数値。やっぱZ250SLは走りのバイクですわ。

エンジンの比較だが、まあKLXのエンジンと2stでV型2気筒を比べちゃダメでしょ…

ただし実用域と言える~6000rpmではギア比の兼ね合いもあるけどZ250SLの方が扱いやすい面が大きい。バックトルクが大きくてドンツキし易いの除けばね。

TZR250Rと言うか2stのツーリングに向いてる点としてバックトルクが小さいことが挙げられる。低回転域は反応も穏やかなのでガバガバなスロットル操作でも問題なくて、これが2stの意外なツーリング性能の一つなんだよなぁ…ただし長時間低回転域を使ってるとノーマルセッティングでも確実にカブりぎみになってレスポンスが大幅悪化するので高回転までブン回したい欲が極限まで増大するのがマジ欠点。

ギアレシオはまあそりゃ想定する速度域が違うから比較になりまへん。TZR250Rは最低でも80km/h以上で走らなければイマイチで、高速で100km/hで走ってる分にはかなり快適なだった上に、ドノーマルでもリミッターが効くぬゆわkm/hでもまだまだ伸びそうでったのでスピード出してナンボなギア比だと思う。15年以上前の話で時効だが庭の話だぞ念のため

サスペンションは比べ物にならない。TZR250Rは極太倒立フォークにアルミ製ガルスイングアームという超豪華装備なのに対し、Z250SLはほっそーい37mm正立フロントフォークと鉄製角材スイングアームと泣けてくる。そりゃTZR250Rは車体価格からして違うからねぇ…

ブレーキもお話にならない。TZR250Rはフロントダブルディスクで対向4POTキャリパーと超強力。ぬえわkm/hからのフルブレーキでも安定して減速でき、見事なコーナリングがヘタクソでも可能でござった。対してZ250SLはフロントシングルディスクで片押し2POTキャリパーとへなちょこである。まあぬえわkm/hも出ねえからいいんでない?

ステアリングアングルはもう決定的な差で取り回しはZ250SLの圧勝。まあオフ車は51°とか異次元の切れ角だけど6°の差でも全然違うっすよ。

タイヤサイズはZ250SLはお父さんに優しい幅の狭いバイアスタイヤで、まあ125ccクラスと同等ですわ。細いと路面が悪い所でハンドルが取られやすくなるのでツーリング性能的にはマイナス。ただし走りを考えたらこのサイズがベストかな。

TZR250Rは90年代のレプリカ標準サイズでラジアルの110/70-150/60。今だったら120/60-160/60なんだろうけど、リアが150サイズのおかげでバイアスタイヤが履けるんで貧乏学生もニッコリの絶妙なサイズであるとも言える。まあコーナリング性能は落ちるけど超強固な足回りのおかげでGT501じゃ明らかにタイヤが車体に負けてたな…今じゃ怖くてそんな無謀な真似はできまへん…

車両重量は両車ともにほぼ同じ数値。Z250SLは250ccクラス最軽量なのでこれでもレプリカ並みに頑張ってる値。そりゃ峠で振り回せますわ。

燃費燃料タンク容量。Z250SLは実燃費30~40km/Lで11リットルなのでワンタンク350kmぐらい行けそう。TZR250Rは燃費35.0km/Lって書いてるけど真っ赤な嘘で北海道の原野の直線で超燃費走行して25.0km/L、お山で遊ぶと9km/Lとかになるのでまあ大体ワンタンク300kmが限界ってところやった。超燃費走行すればかなり伸びるのでこの点もツーリング特性が高いとも言えるがTZR250Rでそんな走行してもまったく楽しくないのでやっぱダメだ。

比較をまとめると

f:id:zunda_yagy:20170605075550j:plain

TZR250Rはまずレプリカであること。その上でホムセン箱も乗せやすいリアシートでやろうと思えばフラットダートだろうが燃費走行だろうがそれなりに可能。なにせ80km/h以下で走るとまったく楽しくないからね。

f:id:zunda_yagy:20170605214923j:plain

Z250SLはストリートバイクであること。60km/hまでの加速は大型についていくことも可能で、しかも60km/hで走ってて楽しい。そしてお山に持ってくとレプリカほどではないけど楽しいというバイク。しかしリアシートが細すぎてタンデムはギリギリでホムセン箱も載せにくそう。

立ち位置は両車大分違うけど、お互いの方向に歩み寄ってるんだよなぁ。腹出たおっさんならZ250SL一択なんだけど、TZR250Rはまた乗りたいバイク筆頭ではある。まあ今乗ったら速やかに逝去すると思うのでZ250SLで良しとしようか。

広告を非表示にする