Materialz - ZUNDAとオートバイたちとの記録

(記事のカテゴリは記事の詳細ページに載っています)

人生とバイク。

ZUNDAとオートバイたちとの記録

酷道352号線と弾丸登山のツーリング 1日目

一人旅 in 2015

嫁に許可をいただき、7月11日と12日の2日間で泊まりがけのツーリング&登山をしてきました。
一人なので無茶な計画が実行できるも、さすがに若いころに比べて体力が落ちてました。

尾瀬に行きたい

一週間以上続いた雨が終わり、土日は関東・東北はめっちゃ晴れるとのことなので、泊まりツーリングの候補地を検討した結果、
 に絞られ、最終的に日曜は西のほうが天気が崩れるかも?とのことで尾瀬に決定と相成りました。

ルート!!!



準備

朝5時起床。前日仕事で遅かったので準備はこれから。
さて、どんな装備で行こうか。天気予報だと土日は快晴、東京は31℃まで上がるとのこと。
まー目的地は高原だし秘境なので朝晩は寒いっしょってことでコミネのJK-555をメインとし、尾瀬で軽くトレッキングしたいという欲望に駆られたため生まれたのがコミネマントレッカーである。

コミネマントレッカー、爆誕

説明しよう!コミネマントレッカーとは遠くからパッと見バイクウェアに見えにくいと思いたいマウンテンパーカーっぽいJK-555に、御徒町のロンドンスポーツで叩き売られていたMarmotのTrek Comfo Pantと念のためRSタイチのインナープロテクター及び適当なトレッキングシューズを組み合わせた、激安で売ってた登山用パンツを何とかして使おう普通のトレッキングスタイルに擬態したコミネマンの新しいスタイルを提唱したものである。

なお
速攻でエキパイに触れてしまい一部溶けたのは秘密だ。

あとは押し入れからテントとシュラフとバーナーを引っ張りだして、着替えを適当に揃えてトップケースに詰め込み、フリースをザックに詰め込んで完了!
ガバガバ計画だけど今までこんなんで何とかなってきた!ヘーキヘーキ!

出発

朝7時出発。既に気温25℃でJK-555じゃ暑いです。
なのでフロントファスナーを半分ぐらい開けたら高速でフードが暴れまくって大変です。

嵐山PA

朝ごはんに月見そばをキメる。
この時、家に帰るまで食える最後のまともな食事だということを知るよしも無かったでござる。

赤谷湖

赤城高原SAでガソリンを入れる際、店員のおっちゃんがNCを一目見て「ガソリンはシート下ですね」と見抜く。よく訓練されてる。
関越道を月夜野ICで降りて、ここからは下道で新潟県は小出を目指します。
三国峠手前の赤谷湖で休憩。素晴らしい天気。

三国峠


三国峠は快適なワインディングロード。NCの良い所は空荷よりも荷物満載の方が安定したコーナリングが楽しめるところです。
ただし、新潟県境手前のスノーシェルター内は初見殺しのコーナーがあるので要注意!

道の駅南魚沼

気温32℃とかなんですけど…
どおりで国道を50kmで走ってると意識が朦朧としてくるわけだ。
高原に行けば丁度良くなる!はずなのでここでは我慢我慢。
そう!夏のバイクは修行なのです。

小出のホームセンター

キャンプツーリングなのに準備は出発当日の朝開始というガバガバ計画なので、食料品やら水などは途中のホムセンで買い揃えるハメになっちまいました。
幸いにして秘境の入り口手前にぼくらのコメリがあったので買い込み。
ところが広大な敷地内に食料品コーナーは猫の額ほどしか無く、そのうち半分以上を酒が占めるというコミネマントレッカー殺しの構成となっておりました。
しょうがないので酒とカップラとおつまみとカロリーメイトを買い込みました。
まあ檜枝岐村に行けば食料品店ぐらいあるよね!(フラグ)

いざ酷道352号

小出を出ると、いよいよ始まりました、酷道352号!
 まずは大湯温泉を目指します。奥只見の玄関口でここを過ぎると80kmぐらい町並みが無くなる秘境の玄関口。
とはいえ今回(つーか毎回)は通過するだけです。

 (しばらくカメラの設定をミスって4:3の縦横比になってます)

越後駒ケ岳が綺麗。対比するように酷道の道が劣化してゆく。

遂に道幅が1車線になり、つづれ道が始まる。

一見すると快適なワインディングですが、警告なしにいきなり1車線になるので飛ばせまへん。

スノーシェルターを超えて枝折峠へ。

枝折峠に到着。越後駒ケ岳を目指す登山家の駐車だらけなので通過。

 枝折峠を超えると荒沢岳が見えてきます。

スノーシェルター内は涼しい。と、言うか、高原だから涼しいと思ったらコミネマントレッカーだと暑いんですけど…

去年もこの辺りで写真撮った気がするけど…一枚。

去年と同じショット。

 銀山平に降りてきました。

酷道352号は通過可能な模様。と、いうかここまで来て通過できなかったらわりかしマジで泣く。
っていうか、気温30℃ってどゆこと??ここ標高800mぐらいあるよね??

銀山平を過ぎると1車線の舗装林道に。これが50km続きます。

まだ溶けてない残雪の山。雪解け水が滝のようになってます。

 今年の奥只見湖は水量が多くてきれい。

 天下のdocomo様でも圏外でした。

 そして酷道352号名物、道路の上を沢が流れる「洗い越し」。

 結構な水量ですなぁ…バイクだと通過時割りとビビる。

洗い越しは数十箇所ありました。

ここでやっと縦横比の異常に気づいて16:9に戻ります。
只見湖沿いから離れてヒュッテが現れ始めます。

 そしてやっと福島県に。長かった…

北日本(東北・北海道)最高峰、燧ヶ岳がきれい。

七入オートキャンプ場

 ヘロヘロになりながらもなんとか目的地の七入オートキャンプ場に到着。
ここを選んだ理由は単純に尾瀬に一番近いからです。
料金はバイクだと近場の温泉のチケット込みで1,000円なり。東京感覚だとかなり安いです。 ただ、砂利が多くてテントは張りづらいかなぁ…でも良いキャンプ場です。

夜メシの前に温泉

昼メシを食ってないので夜メシはレトルトでカレーでも作ったろうと思い、檜枝岐村の中心地に行ってみます。あ、その前にフロだな!
チケットで使えるのは数カ所ありましたが、硫黄臭いという「燧の湯」に入湯。
予想外に気温が高く、コミネマントレッカーでは汗だくだったのでいい湯じゃ~!

夜メシ

商店閉まってました。
なんでも檜枝岐村は17時ぐらいには商店が閉まっちゃうそうです。
その事実に気づいたのは風呂あがりの17:55頃。
というわけで昼メシ兼夜メシはこんな事もあろうかと買っておいたカップラ2個に決定。
あー大自然で食うラーメンはうまいなぁぁぁぁ!

夜が更ける。そして息が白くなり、体力の限界を迎えたので就寝。

本日の走行距離:310km
総走行距離:14,449km